もみあげ?眉の下?…剃るの?剃らないの?

 床屋(…この呼称はその昔、放送禁止用語に分類されたこともあったらしい。今は「散髪屋」?「理髪店」?「理容店(室)」?、それとも「バーバーショップ」(笑)?)で、作業開始後必ず聞かれる2つの質問フレーズ。

 ・曰く「もみあげはどうしますか?」
 ・曰く「眉の下、剃りますか?」

 「もみあげはどうしますか?」に対しては「フツー」と毎回答えているが、「フツー」って何?
 …聞いてみた。普通以外は一昔前に流行ったテクノカット(情報が古いなぁ)を指しているのかと思いきや、剃らずに伸ばしっ放しにすることだって。最近は剃らない勢力が台頭し、そのうち「フツー」が逆転して剃ってくれなくなるかも?

 「眉の下剃ります?」に対しては「ソッテ」と毎回答えているが、剃らない理由って何?
 …聞いてみた。剃らない人が3〜4割程度居るらしい。ナゼ?と問うと「私らにも分かりません。自然にしときたいんじゃ?」…って、散髪に来て眉の下だけ自然に?ワケわかめェ〜(笑)。


 で、最後に「こんな質問するヒト、時々居る?」と問うと、「そうですねぇ〜月に一人ぐらい居るかなぁ」…って、そんなに居るんか〜(笑)。ちょっと残念(^^;。

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 生まれてこの方、一度もパーマネント屋(言い回し古い(笑)?…美容院(室)か)にて髪を触ってもらったことが無い。
 なんとなれば、小生のご幼少の砌(笑)、お使いで行ったことがある近所のパーマネント屋で、ドアを開けたとたんに匂った(…いや、私にとっては「臭った」だな)パーマ液?のニオイに、瞬間吐き気を覚えてエヅいた経験がトラウマになっているのだ。

 昨今のパーマネント屋(美容院(室))の店内臭の状況は不明だが、「パーマ屋」「美容院(室)」と聞くだけであの臭気が脳裏を駆け巡って鼻先まで達成し、足を踏み入れることに躊躇せざるを得ないのだ。

 更に小生がパーマネント屋(美容院(室))を敬遠する理由として、剃刀(カミソリ)を肌に当てるという行為が理容師にしか与えられてなかった事もある。
 いわゆる髭剃りを含めた顔面全体にわたる顔剃り・襟足の剃刀当て、耳朶全体に対する芸術的ともいえる剃刀の当て動作など、それを経験したことが無い婦女子の方々には想像が付き難いかもしれないが、あの刃先を肌に当てられる瞬間の緊張感、それに続く得も云われぬ恍惚感を経験することが出来ないであろう美容院(室)のドアを開ける気にはならず、同じ料金を払うのなら散髪屋へ、と足を向けるのである。

 多分これから先も特段の事情が発生しない限り、人生終焉の日が来るまで美容院(室)には足を踏み入れることは無いだろう。

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 …な〜んちゃって、どっかの懐古主義に毒されたコラムニストがほざきそうな言い回しになってしまったが、ナニ、云いたいことはあのニオイの呪縛とカミソリを顔や襟足に当てる禁忌さえ無ければ、別に理容室だろうが美容室だろうがこだわりは無いって事ね。

 …で、「理容」「美容」をヒマに明かせてちょっと検索してみたら、理容室でパーマネントウェーブ加工は一般的になってきたし、美容室でのカミソリ使いも徐々に解禁になっている、ていうかぁ、「理」と「美」の垣根を取り払うべく進めている人たち?団体?ががんばっているんだってさ。

 そういう状況なら、美容室でカットして顔剃りしている私の姿を観る日も近い…カナ(笑)?